切れ痔に悩むみなさま、本日も排便おつかれさまです。
さて、便をやわらかくするために酸化マグネシウムを飲んでいる方も多いと思います。
「いつまで飲み続けるんだろう」と思ったことはありませんか。
この機会にぜひ、下剤に頼らない生活をはじめてみませんか?
えーーー!これ以上お尻が痛いのはいやだもん。
酸化マグネシウムがないと無理!
そう思った方も多いのでは?
わたしも同じように思っていました。
数ヶ月前まで、多い時で酸化マグネシウム330mgを5錠も飲んでいたんです。
今ではなんと、
ゼロです。
ZEROーー!です。
5錠が0錠です、自分でも驚いていますが、意外と大丈夫でした。
この記事を書いているわたしは、切れ痔歴10年以上の看護師です。
酸化マグネシウムを減らすメリットとその方法についてお話します。
大前提として、処方された医師より自己調節可と説明されている方への方法になります。
酸化マグネシウムとは便を軟らかくするお薬です
健康的な便には水分が70%ほどふくまれています。
酸化マグネシウムは、その水分が腸管に吸収されないようにする働きがあります。
つまり軟らかい便が出ることで排便をスムーズにするのです。
刺激性の下剤とはちがって、ひかくてき安心して飲むことができます。
※刺激性の下剤については、また別の記事でお話します。
※高齢の方や腎臓の持病がある方は、高マグネシウム血症に注意が必要です。
酸化マグネシウム▼
1日に2000mgまで服用することが可能。
330mgであれば6錠までOK。
毎食前か毎食後、または寝る前に1回で服用してもOK。
痔になって病院を受診すると、おそらくほとんどのケースで処方されます。
そして自己調節しても良いと説明されると思います。
わたし自身、肛門の痛みをおそれて多めに飲んでしまうことも多々ありました。
結果、下痢することもありました。
酸化マグネシウムを減らす3つのメリット
当然のことながら、酸化マグネシウムを飲めば便が軟らかくなります。
しかし、軟らかいがゆえに、元々つながっていた便がちぎれやすくなったり、肛門の中に残る可能性があります。
残便は、次回以降の排便にもちこされてしまい、結果的に硬くなってしまうのです。
酸化マグネシウムを飲んでいて、<最初の出だしの便が硬く、その後下痢になった>という経験はありませんか?
肛門の手前で残った便に酸化マグネシウムの効果を期待するのは難しいんです。
つまり、残便は硬いまま、その後の便は酸化マグネシウムが効きすぎて下痢、という事態になってしまいます。
えーーー!
それって酸化マグネシウムを飲んでも意味がないってこと?
効きすぎている可能性があります。
もしかしたら、今より少ない錠数でOK、もしくはやめても大丈夫かもしれません。
「何錠にしようかな」と悩む時間や、飲み忘れたときの絶望感ったらないですよね。
そのことから開放されることも、大きなメリットだと考えます。
酸化マグネシウムは少しずつ減らそう
酸化マグネシウムは1錠ずつ減らしてみましょう。
いっきに減らすと便秘になってしまうかもしれません。
その他に、水分を多めにとったり、少し運動したり、お通じによいと言われている食材を積極的にとってみるなど、酸化マグネシウムのない生活に慣れていくようにしましょう。
自分にはどんな食材が合っているのかを知ることも大切です。
でも…本当に、大丈夫かな…
大丈夫です!
この方法を推奨されている肛門科医もいらっしゃいます。
手術が必要といわれた人の9割以上が、手術をせず治るとのこと!
わたしも、酸化マグネシウムを飲まない生活を送っていますが、痔の悪化はありません。
強烈な痛みから開放されて、とても楽になりました。
これから治っていくだろうという期待もしています。
みなさんの痔がすこしでも、早く良くなりますように。
一緒にがんばりましょう!
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